老舗飲食店『花の実』の存在価値を再定義し、N-group全体の推進力につなげていく取り組み

N-group傘下には、株式会社Nakaeがプロデュースする一軒の飲食店がある。徳島市の繁華街、栄町1丁目にあるお好み焼き・鉄板料理店『花の実』。1975年創業の界隈でも名の知れた老舗。高齢が理由で廃業を考えていた先代経営者から、2014年9月、事業を受け継いだ。

老舗飲食店『花の実』の存在価値を再定義し、
N-group全体の推進力につなげていく取り組み
N-group傘下には、株式会社Nakaeがプロデュースする一軒の飲食店がある。徳島市の繁華街、栄町1丁目にあるお好み焼き・鉄板料理店『花の実』。1975年創業の界隈でも名の知れた老舗。高齢が理由で廃業を考えていた先代経営者から、2014年9月、事業を受け継いだ。

N-group傘下には、株式会社Nakaeがプロデュースする一軒の飲食店がある。徳島市の繁華街、栄町1丁目にあるお好み焼き・鉄板料理店『花の実』。1975年創業の界隈でも名の知れた老舗。高齢が理由で廃業を考えていた先代経営者から、2014年9月、事業を受け継いだ。

「歴史をつないでいくことの大切さについて考えていた頃でした。株式会社Nakaeという社名は、残念ながらほとんど知られていない。しかし、『花の実』という屋号は、多くの方々に知られ、親しみを持って受け入れられている。それは、今の自分たちが持ち得ない大きな価値の一つだと思いました」と、N-group代表の中江哲也は振り返る。彼自身、料理人として15年の修業経験があり、『花の実』との縁を、グループの活性化・成長につなげたいと考えていた。まず一つは、中江農園や食品事業との連携。精魂込めてつくった米や椎茸、また、モリンガを主原料とする『Into※』のEatsカテゴリーの食品を、消費者に直に食べていただき、生の評価をいただく場として。もう一つは、飲食というサービス業に従事し、気づきや学びを得る人材育成の場として。

『花の実』での勤務を経て、他の部門やグループ傘下企業に転属されたスタッフは、これまでに4名。
「飲食業は、日々、『ありがとうございます!』『すみません!』を幾度となく発する仕事。何をするにもまず、お客様の気持ちを察すること・考えることが基本なんですね。それを肌で知った人間は、どんな仕事でも重宝されると思います。建設現場でもそう。状況や人の動きを見ながら、この瞬間、自分は何をすべきか。パッと気づき、サッと行動したり、スッと発言できる…。そういう人間が1人いるだけで、現場の雰囲気は良くなって、うまく回るものです」。『花の実』からマネージメント部門に転属された横尾翔弥(Shoya Yokoo)は、こう語る。「『花の実』では、人と接することの難しさを痛感し、面白さを実感しました。また、自分を客観的に見つめ直す貴重な時間になりました。あの経験があったから、今の自分があると思います」。
転属後、横尾はめきめきと頭角を現し、その高い実務能力が評価され、2023年10月、同社の社長に就任した。

歴史・伝統の継承は、そうたやすいものではない。『花の実』という小さな店とて同じことだ。そこに、いかに新たな機能性や価値を見出し、人との深いつながりを創出し続けられるか…。その課題を地道に解決していくことも、N-groupの大きなミッションの一つだ。

※『Into』(イントゥ)
https://into.organic/
株式会社Nakaeのオリジナル商品。モリンガ(栄養価の高いスーパーフード)を主成分とし、2023年11月現在、化粧品(Cosmetics)と食品(Eats)の2つの製品カテゴリーで展開中。

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