農業を孫の代へとつなぐ、「中江農園」のソーラーシェアリング

農業を孫の代へとつなぐ、「中江農園」のソーラーシェアリング
売電から営農へ〜農業から照らす、環境と人の未来像〜

N-groupの代表である中江哲也は、徳島県東部にある小松島市の農業を営む家で生まれ育った。
若い頃は身近すぎて気づかなかった農業の大切さ、ポテンシャルを年を重ねるにつれ意識するようになった。

2015年、中江はFIT制度を活用したソーラー事業を立ち上げ、ビジネスは軌道に乗りつつあった。
ただ、単なる売電目的ではない、より「意味のある活用」ができないか、と模索していた。
一方、先細っていく生まれ故郷の農業の姿がずっと気になっていた。
ある時、意を決して、父である中江功に自分の考えを伝えた。

株式会社中江農園|農業を孫の代へとつなぐ、「中江農園」のソーラーシェアリング

営農の仕組みや先行事例、また農業に対する自分の想いを父に話した。
最初は、いぶかしく思い、首を縦に振らなかった父だが、息子が経済効率優先ではなく、農業に敬意を払い、
その未来に対して真摯に向き合っていることを察し、最後は納得して受け入れた。

株式会社中江農園|農業を孫の代へとつなぐ、「中江農園」のソーラーシェアリング

中江農園の「営農」は、その年、小松島市坂野町の3,450m²(約1,000坪)の敷地でスタートした。

株式会社中江農園|農業を孫の代へとつなぐ、「中江農園」のソーラーシェアリング
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ソーラーパネルの施工は、グループ会社の成島建設が担当した。
まず、水稲(コシヒカリ)と椎茸が手がけられた。
その後、さつまいも、シキミ、ブルーベリーなども加え、2023年3月現在、計39,785m²(約12,000坪)で営農は進行している。
この先は「より環境負荷の少ない有機農法の導入、栽培品目の拡大、そして後進の育成に注力していきたい」、と中江親子は考えている。

株式会社中江農園|農業を孫の代へとつなぐ、「中江農園」のソーラーシェアリング
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□中江農園 営農概要(2023年3月現在)
農地規模:24圃場 計39,785m²(12,035坪)
主な作物:水稲/椎茸/シキミ/さつまいも/ブルーベリー/きゅうり/マンゴー/モリンガ/ニンニク
年間発電量:約2,200MW

ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)


農地に支柱を立て、上部空間に太陽光発電設備を設置し、太陽光を農業生産と発電とで共有する取組です。
作物の販売収入に加え、売電による「継続収入」や「電力自家利用」等による経営改善、栽培環境の整備による農作業の効率化、また「6次産業化の推進」が期待できます。
ソーラーシェアリングは、代々受け次いできた農地を次代へとつなぐバトンになり得ます。
農業従事者の高齢化、後継者不足から、増え続ける「耕作放棄地問題」、専業では経営が成り立たず、兼業にならざるを得ないなど、そもそもの「経済的自立問題」、これらを同時に解決するだけでなく、再生エネルギーをつくり、使うことで、カーボンニュートラルの実現にも貢献できます。

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